プロフィール

Kojun

心理セラピスト Kojun

感情処理/短期療法/ACEs・トラウマ

活動

心理セラピー/心理カウンセリング

主に対人トラウマ(暴力、性被害など)、人生を支配する厄介な感情反応/対人関係パターン、幼少期からの人生の宿題などを扱います。

Kojun in psychotherapy room

特徴・対象者・相談例
体験者の声

グループ・セッション/講座

参加メンバーの目的に応じで臨機応変にナラティブな場を提供しています。

投影技法/表現療法
ワークショップ風景

グループセッション/講座
イベント参加者の声

性格と特徴

おもしろい・あたたかい

扱うのは深刻なテーマですが、心理カウンセリングは笑いもあるセッションです。

ジェンダー・クィア

女性と男性が流動的にブレンドされている双性のジェンダー・クィア(ノンバイナリー)です。心理セラピーでは両方の性役割を使います。

Kojun when young
Kojun

昔から世界各地に「悩み相談業」や「心の儀式」を担うジェンダー・クィアがいたようです。1

参考:LGBTQを「病気」としていた過去をアメリカ精神分析医学会が正式に謝罪

経歴等

人間は苦しみを持つと、他者または自身をを攻撃する。そのことを減らすことが人生のテーマでした。

略歴

  • 6歳から働きはじめる。2
  • 自然科学(物理学や化学)を学んだ後、人間への関心から認知科学(情報科学×心理学×脳科学×科学哲学)3を学ぶ。
  • プロセス・コンサルタント4、組織セラピー5など、人や組織を育てる仕事で人間集団の心理ダイナミクスを扱う。
  • 一方で、生きづらさ/サバイバーたちの回復共同体の中で共に生き、心理療法の統合アプローチ(体験的技法)を学ぶ。
  • コンサルタント経験の問題解決力、心理療法の体験的技法を統合し、心理セラピストとして開業。ワークショップや講座も開催。
  • お悩みを解決したクライアントたちから「他にも必要な人がいるから、ずっと続けてくださいね」と言われ続けて今に至る。

心理実践

心理セラピー

  • 物心ついた頃から離人感6あり。6人の心理士からコーピング、問題解決技法、行動実験、認知療法などの心理技術を習い、数十人に教える。その後、数人の専門家たちから回復を自身で探求することを勧められる。
  • AC(アダルトチルドレン)/ACEs(小児期逆境体験)/トラウマの当事者の回復共同体の中で、当事者たちの実生活とその様々な顛末に触れる。
  • 心理セラピスト養成機関などで統合アプローチの心理療法(感情焦点化、信念システム、インナーチャイルド、ポリヴェーガル理論、TA・ゲシュタルト療法、系統的脱感作法など)のトレーニングを受ける。
Professional Therapist Training Program 卒業証書
  • 虐待の克服プロセス支援(加害/被害の両面から)など、実際の深刻なケースを通してセラピー実践や体験的実験を続け、仲間たちの多くが自助セラピーに成功する。7
  • 主に心理セラピー(心理療法)を提供する心理相談室を神楽坂・目黒で開業。流派の異なる複数のスーパーバイザー8を得る。
  • 夜社会/暴力現場/マイノリティコミュニティなどフィールドの肌感覚で臨床疑問を解いてゆく。
  • 推定上位3%の成績9で公認心理師試験に合格。

グループ・ファシリテーション

  • Points of You 12の認定アドバンストレーナー13として、実践者の育成に貢献。
  • ナラティヴ・アプローチ/表現療法/投影技法/マインドフルネス/Points of Youを応用したグループセッションを提供。
  • キャンドル・イベント、ネコ耳撮影会プレイセラピー、女子会スペシャルなどのワークショップも開催。
Attitudinal Healing Japan Facilitator Training Certificate of Attendance
Points of You Advanced Trainer Certification

マインドフルネス

  • 20代後半から座禅14、茶の湯15、居合道16の実践を始める。
寺院の鐘
茶道具
花
  • プラムヴィレッジ 17系の実践会/研修会18に参加。自身のサバイバースキルと擦り合わせてセラピスト・マインドフルネス19として統合。
聖路加国際病院にて医療・心理職のためのマインドフルネス研修会
  • 学術界から脳神経科学者の視点も取り入れる。20
  • 企業研修担当者やワークショップ活動家向けに原理説明や場づくりへの応用を指導。21

その他

  • 精神疾患者約50名22が参加する主体プログラムのリーダーを務める。
  • 劇団に顧問カウンセラーとして関わる中で、ドラマセラピーや物語療法のヒントを得る。23
俳優向け研修
  • 夜の街やアンダーグラウンド界隈を通じて心の闇の当事者達(その多くは普通の心理専門家が出会うこともないような人々)と直接関与しながら、共依存や攻撃性、極端なパーソナリティなどの様々な生の事例に触れる。

面接室の外でも、いろんな人に会いました・・・

  • 事故・商法トラブル・ネット被害・モラハラ被害に対するトラウマ化防止の緊急心理支援24なども行う。
  • 近年は福祉・教育分野・心理相談の事例検討会に参加して助言を提供している。
Skills for Psychological Recovery研修受講証
トラウマインフォームド・コーディネータ認定証

学歴

  • 広島大学 理学部 物性学科(現・物理学科) 卒業 25 26(神経回路網)
  • JAIST(大学院) 人工知能グループ 博士前期課程修了(認知科学27/状況意味論)
理系出身の心理臨床家もいます。プロセスワークの祖A・ミンデルは物理学の出身、マインドフルネスの祖J・カバットジンは分子生物学の出身です。なお、理系出身=唯物論者ではありません。

特徴と性格

当事者視点

心理支援のテキストはほぼ全て「(専門家が)どうやって人を助けるか」という角度から書かれています。それと対照的にKojunには「自分だったらどうするだろうか/どうしてほしいだろうか」という視点が常に併存します。

治療というより克服支援

専門家によって治療28された人たち以外に、自分たちで心の問題を克服した人たちも沢山います。私は両方を経験してきます。でも、最後は自分でした。当時の師匠からも「克服したのは自分自身であることを忘れないように」と言われました。クライアントに対しても、本人の克服プロセスだと思っています。

当事者による当事者のための心理技法

自動車はエンジニアなくして存在しませんが、トラウマ克服や心理サバイバルは心理専門家に先んじて存在します。心理技術は専門家ではなく、当事者の先人たちによって作られたものと思っています。私は当事者の知恵と力を信じています。29

事実はもっとも美しい学説よりもなお美しい。

クロード・ベナール(生命維持の基本は「恒常性の維持」であるとした生理学者)

当事者視点の原点

当事者たちとともに当事者実践から学びました。ですから、「当事者を見る専門家」ではなく「当事者が見る世界の専門家」になりました。もちろん、クライアントの体験と自分の体験が全く同じというわけではありませんが。学問として学ぶことと、体験者として学ぶことは全く異なります。そのことを知らない(知りたくない)専門家もいます。

「専門家だから知っていることがある」と「当事者にしか分からないことがある」は両立しています。専門知識というのは一面を捉えたにすぎないものだと思います。

当事者性を大切にすることについては賛否両論ありますが、「泳いだことがある水泳コーチ」「ネイティブの英語教師」も必要だろうと思います。私たちには必要でした。

※当事者経験は土台であり、当事者経験だけで心理職になるわけではありません。

自身の変容体験

ある時期のKojunは目力で人を駅のホームから突き落とすぐらいの殺気がありました。今はたぶん大丈夫。

昔のKojun
Before

セラピー実践後のKojun
After

心理セラピーの実践を経てからは「やさしい」と言われなくなり、代わって「あたたかい」と言われるようになりました。

ちなみに、歴史上(学術会)にも当事者性のあるの臨床家は多くいます。メラニークライン(喪失・ウツ体験)、ライヒ(親の自殺)、リネハン(境界性パーソナリティ障害を克服)、ユング(不登校)、ヘイズ(パニック障害を経験)など。

回復共同体での学び

技法については、当事者が多く参加する実践会、講座、自主トレーニング会など(「当事者の会」ではない)で学びました。実際に問題を抱えている当事者たちの悩みを解決するという実践の中ですから、本物の素材を扱ってきたわけです。そこでは、「専門家」が役に立たなかったという人たちが、自助/共助で助かってゆきました。

当事者同士の実践から基礎を築き、クライアントとの体験共有によって学んできました。技法を操作方法としてだけでなく、当事者の内面に起きる体験として学んでいます。30

コミュニティ臨床(面接室の外での臨床経験)

心理職として以前に、多くの心の病んだ人たちと日常生活や共に生き延びた体験をしています。当事者が心理カウンセラーにあまり話さない話、見せない顔も知っています。「変な相手とばかり付き合ってしまう」「気を遣いすぎる」「人を愛せない」などを面接室で聴くのではなく、ときに巻き込まれながら、実際にその現場を見てきました。心理療法を学んでからも、当事者たちとプロジェクトやコミュニティを通して人と関わることが多かったです。31

学び方について思うこと

体験より先に心理学の知識を学ばなくて、本当によかったと思っています。専門家になってしまう前に、たくさんの当事者仲間と共に過ごすことができて、本当によかったと思います。単位や資格の外的動機づけではなく学んだ日々があってよかったと思います。

専門知識は後にゆっくりと、答合わせのように学んでいます。

宇宙飛行士たちの言葉は、単純すぎるように響くかもしれない。だがよく味わってみると感動的だ。概念を説いたり議論したりするわけではなく、その場で心から感じた、直感的な驚きを表している。

『意識はいつ生まれるのか』p.15 ジュリオ・トノーリ

好きな言葉

  • 「山水に得失なし。得失は人の心にあり」夢窓疎石32(山水の美しさは、それを見る人の心の中にあるという意味)
  • 「知識は人を救わない」ある心理療法の師(専門知識を学ぶだけでは心理セラピーは出来ないという意味)
  • 「心で見るときだけ本当のことがわかる」星の王子さま
  • 「闘うより生きろ」スティーブン・C・ヘイズ33 34
  • 「うろじ35より むろじ36へ帰る一休み 雨降らば降れ 風吹かば吹け」一休禅師
  • 「信念があれば、階段全体が見えないときでも最初の一歩を登ることができる」マーチン・ルーサー・キング
  • 「事実はもっとも美しい学説よりもなお美しい」クロード・ベナール37
  • 「タオは語り得ない」老子38

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